世界へと続く道は一つではない

私は現在世界の数カ国で複数のプロジェクトを進めています。その為1ヵ月に一度は仕事で海外に出張しています。
大学での教育を受けることなく、独学の道を選び、自分なりに可能性を模索しながら全力で建築に取り組んできました。1997年、東京大学から招かれ、教鞭をとることになりましたが、そのときは学生達に建築を教えるというよりも、共に学びたいという思いを持って臨みました。非常に貴重な体験が出来たと今でも思っています。
この度、日本で最大の民間教育産業を立ち上げた福武總一郎氏が、オーストラリアのTAFEと提携し、日本の若者に国際的な職業教育の進路をつくられたことは、皆さんの夢の実現への道を大きく開いてくれることになると信じます。世界を舞台に活躍するための方法は一つとは限りません。是非可能性を求めて頑張って貰いたいと思います。
安藤 忠雄(あんどうただお )│建築家
1941年生まれ。独学で建築を学び、 1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。「日本建築学会賞」や建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー建築賞」などさまざまな賞を受賞。教育面では世界有数の大学で客員教授を歴任した後、東京大学教授に就任。現在、名誉教授。


















